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Keiichiro GOTO
early HOLLYWOOD collection
【いかにも新品を持つのは気恥ずかしい、けれど単に古いだけのモノは持ちたくないという価値観に向けて、新品だけど時代を感じさせるクラシックな風情を加工によって表現しました。】
革自身が持つ力と人間の技術力がマッチして初めて生まれる世界観。 これがブランドの力となる。
参考文献 WWP【革の力2】
early HOLLYWOOD
Feald bag series
【BLUES MAN -HAND DYE-】
KEIICHIRO GOTO
物を作っている時、【心】は歌ったり・踊ったり
つまり弾んでいるわけですよ
未来の存在を形にしているんです
当然のように【体】は運ばれています
まだ誰も経験した事のない時空の先へですね
飛んで行くんですよ(笑)
想像世界で想像して遊んでいる
それが【モノ作り】だと僕は思います。
もうひとつの進化
これはひとつの喩えですが、フランスの著名な建築家にル・コルビュジエという人がいました。
彼は何十年間も素晴らしい建築物を造りながら、最後に自分の家として一軒の丸太小屋を建てたんです。ただし何もかも完璧に計算された丸太小屋を。 これが俺の仕事の集大成だという、ミニマルの最たる建築だった。彼のように長年モノ作りを続けていくと、その先には必ず突き抜ける瞬間が来るのです。まずベースを作って、そこに装飾の限りを尽くして、最後にすべてを引き算したものに辿り着く。僕も20年間、様々な素材や作りを経験してきて、行き着く先はどこだろうとずっと考えてきました。そうして突き抜けたときに、コレができた。 シームレスウォレット=縫わない財布です。シンプルでミニマルだけれどフル機能。これが僕にとっての一種の丸太小屋ですね。 後藤談 (参考文献/職人モノ)